RX8

 今から30年近く前友人がコスモスポーツを買った。

 私が東京へ来て直ぐの事だった。

 あと半年早く彼が決断していれば私は彼の愛車に乗る事ができたのだが…

 とはいうものの当時既に10年落ちのポンコツでよく故障して月の半分は修理工場に入っている状況だったので果たして四国に居たとしても乗る機会は有ったかどうかは甚だ疑問だ。

 ちなみにコスモスポーツのスペックは491cc×2ローターで110馬力、960kgとロードスター(S:SOFTTOP)の170馬力1100kgと比べても全く歯が立たない代物だったし最高速度も時速180km(リミッター無しで)と今の1.5リッターのコンパクトカー並みのものだった。

 でも当時はそれが最高性能。

 ’67当時のライバルと目されるプリンススカイラインのGT(2ℓ)だって精々100馬力の時代の話です。

 ちなみに燃費は当時の有鉛ハイオクでリッター2km(20kmの間違いではない)前後だった。

 ※友人が身をもって実証。

 ところで「10年落ちのポンコツ」と上で言ったけど今の時代に当てはめると例えば’00製造のキューブ辺りを『ポンコツ』と呼べるだろうか?

 確かにボディの塗装は艶も落ちて全体的にくたびれた感じはするだろうし車の査定価格は殆どスクラップ同然だろうけど特にワガママをいわなければ日常使用する範囲では殆ど問題らしい問題は起こらないだろう。

 でも30年前の『10年落ち』は確実にポンコツだったし少なくとも動いている事自体が不思議なくらいだった。

 ※当時の車の寿命は『10年10万キロ』と言われていた。
  (ちなみにバイクの寿命は『良くて精々2万キロ』といわれた)

 しかもロータリーである。

 ※これもあくまでも当時の話。

 だけどカッコ良かった。

 少なくとも当時(S42)小学生だった私には。

 そんなコスモスポーツの血を受け継いでいるのがRX8。

画像


 スペックはTYPE RSで235ps、1350kgと∞(アンフィニ)RX7の280馬力よりも非力で、しかもサバンナ(RX3)当時のライバルだったケンメリGTRの末裔のGTRの480馬力の半分以下と誠に情け無い限り。

 でも燃費ではGTRに勝っている(10・15モード燃費で9.4km:GTRは8.3km)

 馬力半分なら燃費は倍が当たり前だろうが!

 そういう声もきこえるけど、そもそも有鉛ハイオクでリッター2kmだったのが9.4km(厳しい排ガス規制をクリアしながら)と5倍近く伸びたんだから。

 それにGTRは3.7リッターでターボ付きなのに対しRX8はノンターボの1.5リッター(ロータリーは倍換算だけど)

 いやいや、そんな目先の性能評価で、この車を語ってはいけない。

 そもそもこの厳しい規制時代にロータリーエンジンが生き残っている事自体奇跡に近い事を考えれば存在そのものに意義があるように思える。

 しかもスタイルは初代コスモの血を受け継ぎカッコいい。

 そしてそのスタイルに似合わない居住性も無視できない。

 ハイソカー並の広さは望めないけど大人4人が充分余裕を持って乗れるスペースが確保されている事は子供2人の4人家族が日常の足として使う条件を満たしている。

 こんなにスタイリッシュなのにファミリーユース可なんて『家族のために』とスポーツカーを諦めたパパには涙モノ。

 そしてそして価格が一番高いRSでも318万円(GTRの約3分の1)

 ※カーナビ付けても350万いかない。

 エルグランドだって300万以上する事を考えると、これはもう捨て値といってもいいのではないだろうか?

 多分マツダとしてはRX8を作らない方が会社としての利益確保は楽なのだと推測する。

 そもそもGTRと正面切って対決するならユーノスコスモの3ロータにターボを付ければ簡単に500馬力は出せるだろう。価格だってGTRみたいに900万円もしないと思うし。多分その方が売れるだろうし。

 でもあえてノンターボの4シーター(しかも4ドア:おまけに観音開き)にしたのはロータリーに賭ける熱い思いが有るからだろう。

 それはスタイルを見れば分る。

 『ファミリーユーズ』と言ったけどスタイルは全くのスポーツ(古典的ともいえるくらい)だし。

 今流行の所謂SUVスタイルにすればママの賛同も得られやすいはず。

 ※死角が多すぎるのでオートマ免許のママ
  には運転し辛いのは明白

 そもそもスポーツカーというのは乗って楽しむもの。

 そのためには快適性は無視されて当然の話となる。

 ミニバンやハイソカーのように快適に移動する乗り物とは使用する目的が根本的に異なるのだ。

 つまりスポーツバイクとスポーツカーは全く同じなのだ。

 とはいうもののバックビューモニターもオプションで用意されているし…

 もし私が買う時は躊躇無くバックビューモニターは選択すると思う。

 ところでカーナビだけど…

 私の好みとしては純正のものは付けたくない。

 そもそもスポーツにカーナビは似合わない。

 とはいうものの可なりの方向音痴の私としてはカーナビは必需品。

 だからポータブルナビを買って必要に応じてダッシュボードに付けて使用するだろう。

 最近のポータブルナビは安価でも高性能で音声案内も確かなので助手席に転がしたまま案内してもらうのも有りだ。

 極端な話正確に音声案内してくれるならモニターは不要。

 最後に車体の色だけどスポーツカーはやはり白が似合う。

 ※これは個人的な趣味の問題ですが

 しかし黒(写真のように)も有りだと思う。

 でも白黒の車は嫌いだ。

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この記事へのコメント

匿名で一つ
2010年04月10日 08:24
降灰がらみで鹿児島では昔は色の濃い車はかなり少なかったですが、昨今の活動の活発化でどう変わるのでしょうか?
次に車を買うときまでに活動が収まっていてくれると良いのですが。
薩摩おいどん
2010年04月10日 12:40
匿名でひとつさんへ

この20年くらい静かだった桜島ですが最近は膨張して元気充分ですね。

赤とか黒そして濃い青色の車は降灰が良く目立ちますね確かに。でもそれよりワイパーが使えないのが辛いですね。
無理やりウィンドウォッシャーをぶっ掛けてワイパーを動かそうものならフロントガラスに無数の引っかき傷を付ける事に。

この調子だとまた濃いグレーの車が増えるんでしょうか?
ハカセ
2010年04月17日 08:38
RX8!、これはバイクで走ってても目につきますね。かっこいいなあと思ったこと何度かありますよ。こっちだと赤いのを見かけることが多い気がします。鹿児島は降ってくる灰のことも考えて色選びするんですね、知りませんでした。
薩摩おいどん
2010年04月18日 05:54
ハカセさんへ
ここ鹿児島でも赤が多いですね
最近は噴火が多いので大変です
一番困るのが噴煙に含まれる硫黄
これは酸化すると硫酸ですから車の大敵
そんな訳で鹿児島ではGSがガソリンよりも洗車で儲かっています(ホントですよ)

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