バイクの思い出(SR250)

 空冷単気筒OHC2バルブで21馬力、これがSR250のスペック。

 今なら『あ、そう』と意に介される事も無い極々平凡なスペックだけどデビュー当時の’80には『なんだ!それっぽっち?』と誰もが非力感を感じたものだった。

 乾燥で124kgという軽量と250ccクラスとは思えない小柄な車格から免許取立ての小柄な女の子と大型バイクを所有するオーナーが『近所にタバコを買いに行く』といった普段の足程度の目的で購入する程度でバージョン2は出ず直ぐに絶版ににった。

 上位機種のSR500(及び400)のヨーロピアンスタイルではなくアップハンドルにティアドロップタンクのアメリカンスタイルということもありユーザーを限定した事も不人気の要因のひとつ。

 そして250ccでありながら同時にデビューしたRX50(50cc)と同じスタイルでほぼ同じ車格(今から考えればRX50がデカすぎた)ということで所有欲を全くそそらなかった事もある。

 それ以前に当時は馬力至上主義の真っ只中でRZ250は35馬力(今から見れば非力だけど当時はハイスペック)という事もあって益々肩身は狭かった。

 しかし同じエンジンを搭載したXT250は爆発的に売れた。

 ※上位機種のXT500は同じエンジンをSR500に使用され
  たがXT250とは全く逆の運命に。

 今企業は『売れる』製品しか作ろうとしない。

 その『売れる』という根拠は徹底した市場調査から来るものだけど消費者の意識だけを追い求めても根本的に興味を失えば何を作っても売れない。

 何が言いたいかと言うと『チャレンジに失敗はつきもの』ということ。

 作る側が様々な想像力を駆使して作り上げた製品だから消費者は感動するわけで、その過程で支持を得られなかったとしても後に再評価される事も有りうる(というか良くある)

 例えば大型スクーター。

 25年ほど前にホンダが販売した2500ccスクーターのフリーウェイは全く売れなかった。

 でも次に出したフュージョンはバカ売れした。

 そして数年前再販されたフュージョンは再びバカ売れ。

 そう考えればフリーウェイの失敗は決して無駄ではない。

 ※言っておきますがフリーウェイは良いバイクです。
  (私も乗った事があります)

 話をSR250に戻すと今再販すれば取り扱いの良さから250ccスクーターのユーザーからの乗り換えが多く見込めるようにも思えるのだけど。

 TT250のエンジンをデチューンして搭載すれば排ガス対策は万全だしハイスペックの車体じゃないので価格も低く抑えられるからカワサキの250TRの対抗馬としても充分戦力になるようにも思えるけど。


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林 義正

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この記事へのコメント

2009年07月04日 22:38
なるほど、確かに最近の国内バイクメーカーは、チャレンジをしなくなってるのでしょうかね。過去の名車を復活させる、といったたぐいの企画が多い気がします。(Vmaxとか)
チャレンジ精神でもって斬新なバイクを作ってほしいものです。DN-1は割と成功したかなと思ったりします。
薩摩おいどん
2009年07月05日 00:19
ハカセさんへ
本当に今の日本企業は全般にチャレンジ精神を失っていますね。

ところでDN-1ですが鹿児島では全く見ませんがそちら(東京)ではどうですか?

※排気量が650ccを超えている
 のでオートマ免許(大型でも)
 では乗れないですが。

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